待ちに待ってた８巻です。夢魔の世界に閉じ込められた中堅組＆女王候補の運命は！？ジャジャン。コミック版初の「外敵」に挑む夢魔編のラストということで、これは武の人の活躍を期待するってもんですよね。
(アップが遅れてしまいました〜。買った本に汚れが多くて・・・(;_;)凄くがっくりしたのよ）
女王陛下の意思を伝える神鳥の羽根に導かれてアンジェとロザリアが、そしてオリヴィエ・リュミエールと再会します。女王陛下のお力って偉大なのね。本来なら夢魔も女王陛下のお力には敵わないのでしょう。アンジェもロザリアも、もう少し育成が進んでいたら夢魔を退けられるくらいの（光や炎のサクリアみたいに）パワーを持てるのかもしれないです。でもその前に、人として夢魔の少女の心をほぐす力は十分。これが女王の資質に繋がっていくのね。
描き足し部分、ブラックな「暗黒の聖女王」の絵がうつくしー。そう言えばアンジェ世界って女王陛下の統べる宇宙なんだから、対立するブラックな女王って設定があってもおかしくなかったんだ。いままでよく出なかったもんだ。（やっぱりゲームの目的が違うから？(笑)）
前後してしまったが、きゃ〜〜〜っつ(^O^) 武人オスカー様登場！１ページブチ抜きです。きゃ〜きゃ〜きゃ〜。いや〜〜ん、雑誌のでっかい絵で見たかったよう。＜ワガママ
氷漬けのときは何と「望む夢」を見せられていたというオスカー様。「現実には及びもつかない」と言わせたその夢の中身はなんだったんでしょう。「望む夢」でも「最悪の悪夢」、それは望んではいけない夢ってこと？悠海の妄想はグルグル度を増すのであった。
「とにかく男には用はない！」というオスカー様、ここと次のページ、超いい顔です(^ｑ^)
アンジェ・ロザリア連合の力で夢魔と少女の間を繋ぐ力が揺らぐ。邪魔なアンジェ･ロザリアそしてオリ・リュミに危害を加えようとする夢魔、そこに体を張って踊り込むオスカー様！！夢魔の力を炎の剣で切り裂く、力強い背中が頼もしい〜。（リモちゃん、ここで惚れなきゃ女じゃないわよう）振り返って微笑むオスカー様！凛々しいわ、美しいわ、最高〜！もっとも雑誌掲載時はリモちゃんと一瞬見つめ合うオスカー様だったので、そのカットがなくなってちょっち寂しいが(^^ゞ
そして夢魔の少女の本心に既に気づいているオスカー様。彼には何で夢魔が焦ったのかお見通しだったのです。もちろん、自分が夢魔と対峙しているときにアンジェたちが頑張っていたことも判ってるのね。さすがはオスカー様。そして少女に愛を思い出させる役はやはりあなたにしかできません。
さて、７巻描き足し部分の続きですね。ジュリアス様の光のサクリアを封じた剣、オリヴィエに伝えられたジュリアス様の伝言をここで果たすべく、オスカー様が剣を掲げます。炎の剣から発せられる光のサクリア、別々の場所で察知したジュリアス様とクラヴィス様が何の打ち合わせもなく、ちゃんと力を合わせて発揮するあたりが、もう素晴らしい。ジュリアス様もクラヴィス様がそこにいなくてもそうすることを信じてるみたいだし、クラヴィス様は黙って期待に応えるし、こういうところが守護聖という集団の魅力なんですね〜。
すっかり心の暗黒から開放された少女。名前を聞くアンジェに返された微笑が美しいです。彼女は女王選考のない時に生まれてしまったのも不幸の一因だったけど、今の彼女なら女王としても十分な力が発揮できたかもしれません。
実体のない皆さん方はさくさくお帰りになる中、世界を救った一人生身のオスカー様は残されてしまっております(^^)。でも不遜な笑みがあるからいいわ。雑誌のときの荒野に一人立つ後姿もカッコよかったんだけどね。ああ、もったいない。今回カットになったオスカーさまのシーン、欲しいなあ。
さて、皆が次々に目覚めていきます。アンジェの部屋のランディとクラヴィス様。あのクラヴィスさまでも「眠い」とおっしゃるほど起きてたとは！（ランディは何で平気なの？）そしてばあやと再会できたロザリア。よかったねえ〜(;_;)。実はこれは本当に心配だったのよ。だって本当に外界に帰ってたとしたら、１ヶ月もしたら・・・。ああ、よかった。
そしてぶっ倒れるロートル二人。たったまま寝るルヴァ様と潰されかかってるゼフェルが超可愛いｖ。「私は首座の守護聖だ」というポーズのまま倒れてるジュリアス様・・・激ラブリーです。
そして夢のサクリア・・・出るぞ出るぞ、と思っていたら、いや〜ん、やっぱり「シャランラ〜ン」ですね(笑)。でもアンジェとロザリアのお互いへのプレゼント、というのが夢のサクリアらしくていい使い方！最後に美しく決めるならやっぱりこうだったのね(^^)
・・・・・・ついに最後に残りましたね・・・炎のサクリア。
さあ、あとのページは「少女帝国」を飾った外伝です。描き足しは特になし、なので詳しくは以前の少女帝国のレポにてｖ。でも、どちらも今後のアンジェの行方に関わってくるお話だと思うんですよね。アンジェシリアス・コメディの名作です。
さて、８巻刊行に先立って１巻を読み返してみました。１巻を見ちゃうとやっぱりオスカー様の位置付けが特殊であると思ってしまいます。気軽には発揮できない炎のサクリアが最後に残ってしまった今、これが描かれるのはあのシーンでは？と密かに思うところがあるんですけど、果たしてどうなるんだろう。（どきどき）